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葉月叶個人サークル『サザンクロス』におけるイラスト・文章などについてのお仕事用のブログになります。

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じゃあ、な。



残された言葉だけが、喧噪の中でしんと静まり返った一角に撥ねて消えた。
細められた紫の瞳が、自分から目を反らすことなく海へ沈んだ―――その後の記憶は酷く曖昧だ。
泣き叫んだような記憶もあるし、茫然と座り込んだような気もする。
何度運命を巡ったかすら、もう曖昧になりつつある。
上書き出来ない運命、決して変えられないその死に、何度絶望したのか。
まるで痛みに慣れることは出来ず、斬られた傷は常に熱を持って疼いている。
消えない傷、消さない傷。それは男が遺した、唯一のもの。



虚ろな目をしていたらしい自分を見かねて、リズヴァーンから静養を言い渡されたのはある秋のこと。
かと言って戦国の世に休息などあるはずもなく、幼馴染の進言から望美は一時「元の」生活に戻っていた。
現代で暮らせば高校へ行かないわけにはいかない。


「望美!? どうしたの、その傷!」

現代に戻って、しばらく経った時分である。それは体育の前、更衣室でのこと。
友人から驚いたような声を上げられて初めて、望美はしまった、と唇を噛んだ。


「あ、これ? ちょっとね」
「ちょっとじゃないでしょ! 前までそんなのなかったじゃない!」
「そうだったかな?」


隠してたから分からなかったかもね、と苦笑しつつ、素早く上着を被る。
幾重にも重なって赤黒く変色してしまった皮膚に走る斬撃の痕を、この時代で見られたのは失敗だった。
望美の笑顔に何か逆らい難いものを感じたのか、それ以上聞いてくる友人はいなかった。
「向こう」へ行く前と行った後では、望美は確かに変わっていた。
幸い姿はあまり変わっていないようだが、その実既に何年分もの時を過ごしている。
剣筋は否応なしに磨かれ、意識せずともあたりの気配を探ってしまう。


**************************


という感じの漫画を描きたい笑
なんかずーっと温めてたネタなんですけど、お蔵入りしそうだなー
せっかくpixivに漫画投稿機能ついたので、また機会があれば描いてみようと思います!
遙か3てもうだいぶ前になるんですねー。
来年の一月にはアニメもすることですし、盛り返さないかな^^

 

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葉月叶
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京都で大学生してます
比較文化専攻しながら一番好きなのは日本伝統文化と宗教の授業です
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